ちゅるりとすすればでこぼこ麺。細くてコシなし長さなし。黄金(こがね)に輝くおダシは極上、ふんわりお揚げも絶品です。 麺・ダシ・お揚げ、三位一体の優しい美味さ。こんなうどんがあったとは! 鳴門に根付く、ディープなディープな《 鳴ちゅるうどん 》。 一杯400円前後のお値段で食べることができます! 鳴門に来たなら一度はどうぞ、知れば知るほどハマります!
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鳴門には『鳴ちゅるうどん』(=鳴門うどん)と呼ばれる、郷土料理があります。
うどんで有名なお隣香川県の、コシが強く太い麺の「讃岐うどん」を食べ慣れた人が初めてこの「鳴ちゅるうどん」を食べると、皆決まって「これがうどん…?」と思ってしまう独特な一杯。 鳴門庶民の味として親しまれているこのうどんの、一番の特徴は凸凹した細~い ふにゃふにゃ~っとした “ 麺 ”が基本となっています。 絶品の黄金ダシにこの麺とよく絡んで、するすると飲むように食べてられるのです。 トッピングに使用される刻みお揚げは、地元の老舗豆腐店から仕入れたものを使うことがほとんど。 舌の上でとけていくようなふんわり優しい食感で、お揚げに染みこんだダシがたまりません。 この“ 麺・ダシ・お揚げ ”どれ一つとして欠かせません。 3つが一緒で『鳴ちゅるうどん』なのです。 |
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初めて食べた人は「コシがない!?」とびっくりします。体育会系の方なら「根性が足りん!」など鬼コーチみたいな発言が飛び出すかも。
いえいえ一口目じゃ、鳴ちゅるの魅力はわかりませんよ、食べるほどにハマるんです! でこぼこした面白い食感、飲むように食べられるこの快感、やめられない止まらない♪ |
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[鳴ちゅるうどん]の美味しさの土台を支えているのが、透き通った美しい金色のおダシ。
見た目、優しさ、旨みなど、どのお店の鳴ちゅるも同じような方法で作っている印象ですが、実はダシをとる食材が結構違います。 カツオブシや鳴門の昆布、いりこ、複数をブレンドなど、食べ比べて違いを楽しんで下さい。 |
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[鳴ちゅるうどん]に欠かせないふんわりお揚げは、鳴門の老舗豆腐店のものがよく使われています。
ダシをたっぷり含んでいて、うどんの美味しさを一層引き立てる名わき役! 人気のトッピングであるちっか(ちくわ)なども、地元の老舗店から仕入れられていたり。 “鳴門の味”がたっぷり詰まった郷土料理です♪ |
『鳴ちゅるうどん』の名称が付けられたのは最近
ですが、この形式のうどんは随分昔から鳴門で親しまれていた味でした。
飲食店だけでなく各家庭でも麺が打たれたそうです。
来客時のおやつ代わりに出されるなど、すぐに食べられる当時のファーストフードとして大活躍していました。
鳴門で盛んに行われていた塩田で働く人たちが、厳しい仕事の合間によく食べていたそうです。今も人気のお店の一つ『大井食堂』は創業100年以上。
正確な始まりはよくわかっていませんが、今も昔も庶民の味。
鳴門市民に愛された、鳴門が誇る伝統の味です(※1) 中野晃治氏著『鳴門のちゅるちゅるうどん探訪記 鳴ちゅる』より。
鳴門に根付いた独特のうどん文化とその味に魅せられた徳島県在住の写真家(当時タウン誌編集者)が執筆。
2005年に(株)メディコムより出版され、『鳴ちゅるうどん』のネーミングとともに広まっています。
ですが、この形式のうどんは随分昔から鳴門で親しまれていた味でした。
飲食店だけでなく各家庭でも麺が打たれたそうです。
来客時のおやつ代わりに出されるなど、すぐに食べられる当時のファーストフードとして大活躍していました。
鳴門で盛んに行われていた塩田で働く人たちが、厳しい仕事の合間によく食べていたそうです。今も人気のお店の一つ『大井食堂』は創業100年以上。
正確な始まりはよくわかっていませんが、今も昔も庶民の味。
鳴門市民に愛された、鳴門が誇る伝統の味です(※1) 中野晃治氏著『鳴門のちゅるちゅるうどん探訪記 鳴ちゅる』より。
鳴門に根付いた独特のうどん文化とその味に魅せられた徳島県在住の写真家(当時タウン誌編集者)が執筆。
2005年に(株)メディコムより出版され、『鳴ちゅるうどん』のネーミングとともに広まっています。
『鳴ちゅるうどん』が食べられるお店一覧は こちら