鳴門の大谷焼の窯元6軒を巡りながら、イベント期間中なら20%割引で購入が可能というお得で楽しいイベント、第8回「大谷焼の里 スプリングフェスタ」が2017年4月29日、30日に開催されました。
このイベントに行ってきましたので、当日の様子をお届けします!
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4月29日(土・祝)・30日(日) 大谷焼6軒の窯元を歩いて回ろう!第8回「大谷焼の里」スプリングフェスタ
イベント最終日の4月30日当日は快晴!汗が滲むほどの天気に恵まれて、イベントが開催されていました。今回は窯元6軒を全て巡り、そのうちどこかの店舗で商品を購入すると、大麻商工会館で抽選に参加できるとのことで、まずは窯元を全て巡ることにしました。何度も前を通ったことはあるものの、入店したことはない、という方が多いのではないでしょうか?でも今日はフェスタですからどんどん入ってみましょう〜!
第8回「大谷焼の里」スプリングフェスタ イベントレポート(前編)
梅里窯 陶業会館
1軒目は梅里窯(うめざとがま)陶業会館さん。
早速スタンプを押してもらい中に入るとありました!器がたくさん陳列されています。
鳴門の名物、蓮根の箸置き!プレゼントに喜ばれそうですね。
蓋付きの器も素敵です。いつもの食事が映えること間違いなしです。
カップとソーサーも。スプーンまで大谷焼なんてとても贅沢ですね!
職人さんの器への想い
店内で実演されている職人さんに話を聞いてみました。
私達が器作りでよく連想するのは、ロクロで陶芸のイメージですが、器作りに関しては「削り」が重要で、器の良し悪しを決めるのだそうです。
完全に脳と手先は分離していて、話をしながらどんどん進んでいく作業…神業ですね!と私が言うと、「職人は何かしながらでも作業ができていないとダメなんだ。昔は注文の電話を受けながら、製作をしていたんだ。」目の前で音楽をガンガンにかけながらでも作業に集中できるよう職人さんは日頃から訓練しているそうです。
初めに入った1店舗目でこんな貴重なお話が聞けると思っていなかったので、とても感動してどんどん質問をぶつけていました。
話している間に出来上がった夫婦湯呑み。左右で少し大きさが違うのが分かりますでしょうか?右が少し大きくなっています。
良い器は底が少し盛り上がっている。↓画像参照下さい(制作にあたり使用する器具があたるためどうしてもそうなるとのことです)
良い湯のみは口に当たる先端部分が尖っているもの(上の画像をよく見るとわかりますが口に当たる部分の先端が細くなっています。ここまでこだわっているのは自分くらいだ、とおっしゃっていました。)これをするには大変な技術と労力が必要なのだそうです。
また、日本人は湯呑みに熱湯を入れるため、厚く仕上げていて、手から滑り落ちないよう持つ部分に少し窪みをつけ持ちやすくしているとのことでした。
私達が日頃使っている器にそこまでの思い入れがあることに改めて感動しました。ここまでの話を私達に話しながらも作品を削りで仕上げていく職人さんの手先に目を奪われるばかり…貴重なお話をありがとうございました。
元山窯 田村陶芸展示館
2軒目は元山窯 田村陶芸展示館さん。
店内入ってすぐに、オブジェがありました。不思議な形ですね!
所狭しと商品が並んでいます。
こちらもカップとソーサーが。使ってみたいですね!
動物の顔が描かれたお茶碗。こんなに可愛い顔なら残さず食べられそうですね!
こちらは以前NHKBSで大谷焼特集が放送された際に取り上げられていた器で、鳴門の渦潮をイメージして作られたそうです。
小さなお皿も使い勝手が良いですよね。ついつい手が伸びてしまいます。
薬味を入れる器です。家でもお店の気分が味わえますね。
イベント限定!鯉つり体験
店頭では、鯉つり体験ができました。商品を購入した方は1回無料ですが体験のみなら1回200円でした。取れなくても一匹は必ず貰えます。
鯉を二匹ゲットしました!
森陶器
3軒目は森陶器さん。
店内に入ってすぐに沢山の器が!圧巻です!!その1つ1つに目が奪われます。
こんな綺麗な色を出せるとは驚きです。色とりどり!
鳴門といえばドイツ村が有名ですが、彼らに使われていたような大きい器もありました。たくさん飲みたい男の人にも良いかもしれません。
こんなに可愛い箸置きもありました。土の質感が感じられて良いですね。
可愛いレモン型の器もありました。
名前入りの湯呑みを発見!家族分購入してみんなに使って欲しいですね。誰の湯呑みか一目瞭然で便利!
レジ付近を見回すとたくさんの有名人のサインが!!歴史と信頼の証ですね。
家具も古い歴史を物語っています。
お店から外に出るとたくさんの大谷焼が並んでいます。息子は坂でひたすら登り下りをして楽しそうにしていました。お子さん連れにはありがたい一面も?!
圧倒的な数で選べる楽しみがある
1つ1つが素晴らしい作品なのですが、数にも圧倒されます…整理されて陳列されているので見やすく選びやすいですね!
各窯元に特徴がありますが、森陶器さんは6軒の窯元の中で商品数が圧倒的に多かったです。選べる楽しみがありますね。
長くなりましたので残りの3軒は、第8回「大谷焼の里」スプリングフェスタ イベントレポート(後編)でお届けします!
第8回「大谷焼の里」スプリングフェスタ イベントレポート(後編)はこちら