こだわりを追及する魅力溢れる鳴門のお店や人を紹介する新シリーズ【鳴門のもん(人)】。
今回は鳴門市内でも珍しい、生ドレッシングを一つひとつ手作り・販売する「美味フーヅ」店主の原雄輝さんにインタビュー! 商品へのこだわりはもちろん、生ドレッシング興味を持ったきっかけやおすすめレシピ等を聞いちゃいました。
▼ 目次
きっかけは偶然目にした要冷蔵のドレッシング
こだわり続ける”野菜が主役になる味”
地元鳴門の特産はもちろん徳島の食材を使用し、少数生産で野菜のカットからドレッシングの充填まで手作業にこだわる「美味フーヅ」。お店の看板商品である生ドレッシングは現在13種類ほどあり、その味だけではなく無添加で安心安全という点でも人気を集めている。「美味フーヅ」は2010年に開業。店主の原さん、実はお店を開く前は食品関係のサラリーマンをされており、最初の赴任先が徳島県だったそう。
「初めて足を踏み入れた徳島駅。ふと立ち寄ったデパ地下の食品売り場で生ドレッシングを見つけたんです。その頃、常温のドレッシングばかりだったので、要冷蔵のドレッシングが珍しいなと思って買って食べてみたら、驚くほど美味しくて。それがきっかけで生ドレッシングに興味を持ちはじめました」。
元々”食”に興味のあった原さん。最初の赴任先である徳島のほかにも全国各地を転勤し、その土地ならではの郷土の味も楽しんでいたそう。そんな経験が生かされているのか、原さんが生み出すドレッシングの隠し味は思いがけない食材を使っている。例えばノンオイルの和風ドレッシングには、佐那河内産の古代米パウダー、いい女のドレッシング(ネーミングも面白い!)には藍ハーブエキスが入っていたりととてもユニーク!
「色々とアイディアは浮かびますが、ありがたいことにお客さんをはじめ、周りの人がドレッシング作りのアイディアをくれるんですよね。それと、鳴門で人気の居酒屋さんと一緒に新しい商品を作ったり、企業からの依頼もあったりと毎日バタバタしています(笑)」。
地元の特産品をドレッシングの素材に活かすだけではなく、地元や東京の飲食店とのコラボレーションにも挑戦したり。人との繋がりを大切に、お客さんの声を商品開発に活かしたりと生ドレッシングの可能性を広げ続けている原さん。
「ドレッシングは脇役であくまでも野菜が主役。野菜の味を邪魔せずに美味しく食べられる生ドレッシングにこだわっていきたいです」。
ドレッシングといえば常温で並べられているものがほとんど。私自身、生ドレッシングに馴染みがなく、生だからって味の違いがあるのか? なんて疑いながら試してみましたが、その味の違いは歴然。大げさではなく「美味フーヅ」の生ドレッシングは生ならではの素材の舌触りも楽しめて、何よりも食材の味を邪魔をしない。かといって味が薄いとか香りがないなどではなく、味も香りもしっかり感じられるんです! 「生ドレッシングには温もりを感る」と話す原さんの言葉通り「美味フーヅ」の生ドレッシングには、食卓を明るく照らしてくれる不思議なパワーがあるのかもしれません。
▼野菜の味が際立つのも「美味フーヅ」の生ドレッシングの特徴。中でも人気の高い「オリジナル生ドレッシング」(200ml)はお店オリジナル第一号。サラリーマン時代から試作奮闘し約2年かけて完成させたという思い出深いドレッシングのひとつ。
▼生ドレッシング以外にも「鳴門鯛ソースシリーズ」はお土産にもぴったり。専用のスプーンが付いた3種セットは鳴門の味覚を楽しめて、帰省土産にもおすすめです。
「鳴門鯛ソース ガーリックオニオン醤油」を使った鳴門鯛のスパゲティ。このソースがあれば、家庭の味がたちまち名店の味になるからぜひやってみて!
すぐマネしたい!
「生ドレッシング」を使った超簡単レシピ
★いつものそうめんが一層おいしい「サラダそうめん」
レタスや玉ねぎなどお好みの野菜にそうめんをのせ、『オリジナル生ドレッシング』をたっぷりかけてできあがり♪
★スライス玉ねぎが決め手「マインド王子直伝 フィッシュカツ丼」
温かいごはんの上にスライス玉ねぎ、フィッシュカツをオン。『マインド王子 らっきょう生ドレッシング』をかけてできあがり。鳴門の人気居酒屋「マインド王子」直伝の味!
「美味フーヅ」の詳細
生ドレッシングをはじめ鳴門鯛ソース、いちごや青トマトなどのコンフィチュール(ジャム)、トマトケチャップなども注目! お店のホームページには各商品の詳細やレシピも紹介されているので、要チェックです!