ええとこ(スポット)

守っていきたい鳴門の宝 『鬼骨寺』(北灘町)

それは先週末の事。
株式会社エフエムびざん B-FM791 の番組、ナるとくんが行く! で、
鬼の伝説が残された北灘町の『鬼骨寺』の宝物、鬼の角と歯を取材されるとのことで、
なんと、なんと、同行させていただけることに!!!
かねてより北灘町の寺社文化を気にしておりました私め、
北灘町寺社巡り
これは素晴らしいご提案をありがとうございますと、喜び勇んで同行させていただきました。
<(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)>
道に迷って遅刻しました、すみません、すみません、すみませんm(。≧Д≦。)m

境内にある、鳴門市指定 天然記念物のイブキの木です。
一緒に取材させていただいた皆様が、既にブログにアップされています。

『ナるとくん』の“なると”街ネタ情報♪
http://ameblo.jp/narutokanko/entry-11013845760.html

『あるでよBlog』
http://blog.arudeyo.com/archives/1736465.html

私めは、取材時の副住職様のお話をお伝えしようと思います。
重厚で優しく、心にしみじみと響く語り口調で、お寺で受け継がれてきた鬼の骨とお話をお教え下さいました。

むかしむかし、この村には4人の鬼が住んでいました

今から800年ほど前の事。平安から鎌倉へと時代が変わる、中世の時代のお話です。
お寺から南の方向、2.3kmほど離れた場所に洞窟が有りました。 そこにいつからか、4人の鬼が住みついていました。
(副住職様のお話によると「外国から海を渡ってこられた方かもしれませんね」とのこと)
洞窟から村(現在の北灘町折野)に度々降りてきては、人や作物に危害を加えていたそうです。
村人たちは困り果てていました。

法然(浄土宗の開祖)と鬼たちとの出会い

丁度その頃、京都より非常に徳の高いお坊さんが訪れました。
日本の歴史の教科書も載っている、法然(ほうねん)上人です。宮女を尼僧にしたことに罪を着せられ、高知へと島流しされる道中のことでした。
(浄土宗のHPによると、1207年に四国(高知)へ配流、1210年京都へ召還、とあります。法然上人は、日本史上女性にも積極的に説法を説いた初めての人だそうです)
法然上人をみた二人の鬼の子どもは、駆け寄ります。
「お父さん(?)が病気なの!助けて下さい」
法然上人は、二人の鬼の子に『延寿の術』(南無阿弥陀仏と唱えること、因果応報の理)を授けました。
洞窟に戻った子どもたち、苦しむ両親の前で一生懸命延寿の術を唱えます。
元気を取り戻した親鬼は、これまで村人に迷惑をかけてきた、自分の行為を悔い始めます「なんてことを私たちは…」。

空にかかる 紫色の雲

3年の配流の末、京都への償還が決まった法然上人。折野に立ち寄ったある日、空に不思議な紫の雲がかかっていることに気づきます。
村人たちに何事かありましたかと尋ねたところ、とても悲しい出来事が有ったことを語りました。
これまで自分たちが行った残虐な行為を恥じた鬼たちは、岩に頭をぶつけ、刃物で自らを傷つけ、集団自決をしてしまったそうです。

鬼たちが自害する様子を描いた図。


色んな人に触れられた鬼の角(10cmくらい)と歯(4cmくらい)です。つるつるしています。※一般公開はされていません。

鬼の行為に心を打たれ、悲しんだ法然上人、村人たちは、鬼たちの供養のためにと鬼の洞窟があった場所から一番近いお寺・薬師寺に鬼の遺骨を持ちこみます。
ご住職は鬼たちを手厚く供養しました。
いつしか寺社の名前も『鬼骨寺』となりました。この村の名前も“鬼野”と呼ばれ(現在は“折野”)たんだそうです。

鬼骨寺の雰囲気はとても穏やか。掃き清められた境内は日当たり良く、大切に守り継がれてきた建物や木が静かにたたずんでいます。余分な装飾のない控えめな感じですが、よくよく拝見すると、手の込んだ歴史を感じさせるばかり。このポカポカとしたのどかな空気が、かなしい末路をたどった鬼たちの想い癒しているのでしょう。現在でも厄祓いの宝として大切に祀られています。

お寺には、法然上人直筆の掛け軸も保管されています。書は美しく残っているそうですが、和紙の経年劣化が激しく、よっっっっっぽどの事がない限り、開かれることなないそうです。

さて本日は満月、中秋の名月でございます。
昔々から同じようにある月を、法然上人や村人、鬼たちも眺めた事でしょう。今夜は悠久の時を感じながら、しみじみお月見も良いかもしれませんね。
私は、ちょっとだけ、怖いので、単純に月の明るさを\(●^▽^●)Уキャッキャ♪ と楽しみがら、
眺めさせていただきます。

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